スターバックス、高級店を展開へ 店舗面積2倍
ニューヨーク(CNNMoney) 米スターバックスは14日、新しい高級チェーン店「スターバックス・リザーブオンリー」を展開すると発表した。
リザーブオンリーの店舗では希少なプレミアムコーヒーを販売し、店舗面積は現在のスターバックスの約2倍。来年以降、数百店舗を出店する。
ハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は、「お客様はもっとレベルの高い商品を望んでいる。その期待に応えたい」と語った。
同社はさらに、イタリアのベーカリー「プリンチ」への出資も発表した。世界各国にチェーン店を出店する計画。現在あるのはミラノとロンドンの5店舗のみ。
プリンチへの出資は、食品販売市場で進出拡大を図る一環となる。同社の食品の売り上げの伸びはコーヒーの売り上げの伸びを上回っているが、トレンドには乗り切れず、昨年は2012年に買収したベーカリーチェーン「ラ・ブーランジェ」の23店舗を閉店した。
昨年には地元シアトルにメガストア「リザーブ・ロースタリー&テイスティング・ルーム」を開店。ニューヨークと上海にも出店を予定している。
同店の規模はこれまでのスターバックスの約10倍。コーヒー豆は店内で焙煎する。プリンチの商品も扱う予定で、45年前のスターバックス創業以来初めて店内で焼いたパンなどを提供する。