人目を引きつつ環境にも配慮 クールな電動バイクの世界
未来を感じさせる斬新なデザイン
オーストリアのジョハマー社が開発した電動バイク「ジョハマーJ1」は、まるで未来を描いた漫画から飛び出してきたようなデザインで、1回の充電で200キロの走行が可能だ。
この斬新な車体を設計したのは、オーストリア人デザイナー、ヨハン・ハマーシュミット氏だ。J1は電動モーターと制御装置が後輪の中に収められ、さらにバッテリーと緩衝装置も光沢のあるアルミ製の「殻」の中に隠れている。
「このバイクは右手ですべての操作が可能で、足で何もする必要がないので非常に乗りやすい」と語るのは、ジョハマーの最高財務責任者(CFO)、ヨハネス・カー氏だ。
「最初の20分は好奇の目を向けられる。ステアリングが従来のバイクと全く異なるから。それでも運転は割とすぐに慣れる」(カー氏)
現在、J1の公道走行を許可しているのはオーストリア、スイス、ドイツの3カ国のみだが、ジョハマーは欧州連合(EU)の他の国々や米国でも走行許可の取得に向け積極的に動いている。
価格は2万5000ユーロ(約290万円)