追加料金で隣が空席に、エコノミーで提供へ エティハド航空
ロンドン(CNNMoney) アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空は25日までに、自社便のエコノミークラスで乗客が隣席が空いている座席を望む場合、特別料金を支払えば提供するサービスを計画していることを明らかにした。
乗客は最大で3座席を買い占めることが出来る。同航空の声明によると、申し込みは搭乗予約の段階で行い、離陸の30時間前に実現するかどうかを確認出来る。
サービスは今年7月3日から開始予定で、座席配列などの条件次第で利用出来ない可能性もある。サービスに提供される座席は他の席とは異なるヘッドレストを使って区別する。
空席提供サービスが新たな収益源を確保する努力の一環なのかは不明。また、このサービスに応じる乗客がいると判断しているのかも明らかでない。
同航空グループは今年1月、他の航空会社7社の株式買収などの拡張路線を推してきたジェームズ・ホーガン最高経営責任者(CEO)の年内の辞任を発表すると共に、同CEOが手掛けた成長モデルの戦略的見直しを進めている。
ホーガン氏の経営方針は大きな成果を挙げたとは言えず、同航空は乗客1人当たりの収益減や格安航空との激しい競争にも直面している。