タカタ、民事再生法を申請 米同業に事業譲渡へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
タカタが日米両国で民事再生法の適用を申請した

タカタが日米両国で民事再生法の適用を申請した

香港(CNNMoney) 自動車部品大手のタカタは26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請、受理された。エアバッグの欠陥問題を受けての業績悪化が要因。米国子会社も、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請した。

タカタ製エアバッグの不具合を巡っては、作動時に破裂し、金属片が利用者に刺さる事故が相次いだ。米国で11人が死亡したほか、他国でも死者が出た。

問題を受けてタカタは全世界で車両数千万台を対象にしたリコール(回収・無償修理)を実施。巨額のコストが経営を圧迫するとの見方から、専門家の間では破綻(はたん)の可能性を指摘する声がかねてから上がっていた。

タカタの事業はそのほぼすべてが、米ミシガン州に拠点を置く自動車部品会社キー・セイフティー・システムズへ16億ドル(約1750億円)で譲渡される見通し。ただエアバッグを膨らませる装置のインフレーターに関する事業について、同社は取得を見送る方針だ。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「Business」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]