トヨタとマツダ、1800億円で米に工場 4千人雇用
ロンドン(CNNMoney) 自動車メーカー大手のトヨタとマツダは6日までに、16億ドル(約1800億円)を投じて米国に工場を作ると明らかにした。最大4000人の雇用創出につながるという。
2021年までの稼働を目指しているが、工場を建設する場所は明らかにしていない。新工場で、マツダは米市場向けのクロスオーバー車を生産する。トヨタは「カローラ」を製造する。
こうした動きはトランプ米大統領にとって「勝利」と言えそうだ。トランプ大統領は今年、新工場をメキシコに建設すると発表したトヨタを攻撃し、メキシコで製造した車に高い関税をかけるなどとしていた。
米市場で販売されているカローラはすべて、カナダ・オンタリオ州や米ミシシッピ州で作られている。トヨタはこのほか、インディアナやケンタッキー、テキサスなどの各州に工場を保有している。マツダは米国で車の製造をしていない。
トランプ大統領はツイッターで、「米国の製造業界に大規模な投資が行われる」として、今回の発表を歓迎した。
Toyota & Mazda to build a new $1.6B plant here in the U.S.A. and create 4K new American jobs. A great investment in American manufacturing!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年8月4日