フィリップ・モリス、新年に禁煙の誓い 英でキャンペーン
ニューヨーク(CNNMoney) たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナルが、英国で「禁煙」を呼びかける宣伝キャンペーンを開始した。新聞各紙には「新年の誓い:禁煙に挑戦」という広告を掲載している。
今回の宣伝キャンペーンは、煙の出ない代替製品を開発する取り組みの一環として2日から始まった。
フィリップ・モリスはCNNMoneyの取材に対し、「喫煙者に害の少ない代替製品を提供することは、公衆衛生に対する常識的なアプローチであり、世界の専門家や衛生当局の支持も増えつつある」とコメント。「現代の科学や技術のおかげで、より良いたばこの代替製品が提供できる」と説明している。
同社は電子たばこや加熱たばこを従来のたばこの代替製品と位置付け、過去10年でそうした代替製品の研究や開発に25億ポンド(約3800億円)以上を費やしたとしている。
禁煙や代替製品についての情報を提供する「煙のない未来」というウェブサイトも開設し、たばこのパッケージにそうした情報を掲載することについて、政府の許可を求めていることも明らかにした。
英政府は喫煙者の減少を目指した「タバココントロール計画」を打ち出すなど、禁煙の推進に力を入れている。