米デルタ航空、4カ月未満の介助動物の搭乗禁止へ 機内トラブルの予防念頭

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米デルタ航空が、機内に乗り込む介助犬などの動物に年齢制限を導入する/Stephen Chernin/Getty Images North America/Getty Images

米デルタ航空が、機内に乗り込む介助犬などの動物に年齢制限を導入する/Stephen Chernin/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米デルタ航空は13日までに、介助や精神面でのサポートを担う目的で乗客に同伴する犬などの動物について、年齢が4カ月に満たない場合はすべてのフライトで機内搭乗を禁止する方針を表明した。

10日に発表された新たな禁止措置は、18日から施行される。精神面でのサポートを行う動物に関しては、来年2月1日以降、生後4カ月を過ぎていても8時間を超えるフライトには同伴できないとしている。

航空会社には、搭乗を禁止することでこれらの動物が機内で排泄(はいせつ)してしまう事態を防ぐ意図があるとみられる。

デルタ航空によれば、介助や支援のために乗り込んだ動物が機内で排泄したり、ほかの乗客をかんだりするケースが2016年から17年にかけて84%増加。昨年の夏には乗客が体重約23キロの犬に襲われて顔面を負傷し、病院で治療を受けたという。

同社は上記の措置が運輸省の管轄する法律や米疾病対策センター(CDC)の規定に合致したものだと説明している。

同社の航空便には、年間でおよそ25万匹の介助動物が搭乗する。これらの動物には運賃が発生しないが、通常のペットの場合、乗客は片道125ドル(約1万4000円)を支払う必要がある。

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