破損したドローン発見、逮捕の2人は釈放 英ガトウィック空港混乱

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英ガトウィック空港上空を飛行したドローンの影響で、乗客約15万人に影響が出た/Jack Taylor/Getty Images

英ガトウィック空港上空を飛行したドローンの影響で、乗客約15万人に影響が出た/Jack Taylor/Getty Images

ロンドン(CNN) 英ガトウィック空港上空で何者かがドローンを飛ばして空港を大混乱に陥れた事件で、警察は23日、同空港近くで破損したドローン1機が見つかったことを明らかにした。

警察は見つかったドローンを詳しく調べ、事件の解明を急いでいる。

今回の事件に関連して22日に空港付近で逮捕された47歳の男性と54歳の女性は、23日に釈放された。警察は、「2人はもはやガトウィックのドローン事件の容疑者ではない」としている。

ガトウィック空港は、5万ポンド(約700万円)の賞金をかけて容疑者の逮捕につながる情報の提供を求めている。同空港では2日間にわたって便の運航が混乱し、乗客約15万人に影響が出た。

今回の事件では、ドローンのような攻撃でさえ混乱状態に陥る英国の空港のもろさが浮き彫りになった。

ウォレス英治安担当相は英日曜紙サンデー・タイムズの取材に対し、国際テロ組織アルカイダが、空港や航空機を狙って新たな攻撃を計画していると語った。同紙は治安関係者の話として、英国内でこのほど行ったテロ関連の捜索で、爆弾を積んだドローンのスケッチ画が見つかったと伝えている。

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