セブン―イレブン、年内にもインド進出 地元企業と提携
ニューデリー(CNN Business) コンビニエンスストアの「セブン―イレブン」が年内にもインドに進出する計画であることがわかった。地元企業のフューチャー・グループと提携し、年内にも1号店をオープンさせる見通し。
フューチャー・グループが既存店の一部をセブン―イレブンへとリニューアルするほか、新店舗もオープンさせる。
セブン―イレブンは全世界で6万7000店舗以上を展開しており、急速に拡大するインド市場への進出を目指す。米農務省(USDA)によれば、食料雑貨店業界の市場規模は約3800億ドル。
インド人の98%が毎週の買い物に近くにある個人商店を利用しているという推計もある。しかし、最近では、フューチャー・グループなどの小売業者が台頭しつつある。USDAによれば、2020年までに市場シェアは現在の2倍の4%に達する見通し。
セブン―イレブン以外にも各社がインドの小売市場に注目している。米小売り大手ウォルマートは昨年、インドの電子商取引企業フリップカートの買収に160億ドルを投じた。
ネット通販大手の米アマゾンもインド市場での拡大を目指している。地元メディアによれば、アマゾンはフューチャー・グループへの出資を検討しているという。
セブン―イレブンはすでに、日本をはじめ、米国やメキシコ、中国などで事業を展開しており、インドが18カ国目となる。