世界一稼ぐ航路 英BAのヒースローとケネディ空港を結ぶ路線
(CNN) 英国を拠点とする航空関連情報企業OAGは18日までに、世界で最も収益を上げている航空路線とその運航企業に関するデータをまとめ、英大手ブリティッシュ・エアウェイズによるロンドン・ヒースロー国際空港と米ニューヨークのケネディ国際空港を結ぶ路線が首位だったと報告した。
年間の売上高と1時間当たりの売上高の数字を基に作成。同航空はこの路線で昨年4月から今年3月にかけ11億5000万ドルを稼いでいた。
同路線では毎月600便以上を運航し、1日当たりは最多で15便。使用機材は米ボーイング社製の747型と777―200型機。時間当たりの売上高は2万7159ドルで、前年同期比で10%増だった。
年間売上高が10億ドルの大台を超えたのは同航空のこの路線のみだった。
OAGの今回調査によると、2位はオーストラリア・カンタス航空によるシドニー、メルボルン間の国内線で、年間の売上高は約8億6126万ドル。3位は中東エミレーツ航空によるヒースロー、ドバイ国際空港間の路線の約7億9620万ドルだった。
ヒースロー空港は上位10位内の半数の発着先となっており、国際的な航空拠点としての存在感を裏付けた。
4位はシンガポール航空の同国チャンギ空港とヒースローを結ぶ便の約7億3560万ドルだった。
米国関連ではユナイテッド航空によるサンフランシスコ、ニューアーク間の国内便が約6億8937万ドルで5位。アメリカン航空のロサンゼルスとケネディ空港を結ぶ国内線が約6億6174万ドルで6位に入った。