トイレに性行為防止の仕掛け導入へ、批判の声も 英公園
(CNN) 英ウェールズ南岸の街ポーチコールにある公園に、トイレ内でのセックスなどを強制的にやめさせる仕掛けが導入されることになり、ソーシャルメディア上で賛否両論を呼んでいる。
英PA通信によると、同市のグリフィン公園にある公衆トイレが近く、「不適切な性行為や破壊行為」を防止するモデルに建て替えられる。
地元の情報サイトによると、建て替えの予算は17万ポンド(約2200万円)。有料トイレとする計画だが、料金は決まっていない。
「暴力的」な行為を検知する動体センサーや、2人以上が入ると反応する重量センサーを取り付ける。異状が察知されると警報が鳴り、ドアが勢いよく開き、冷水が噴き出す仕組みだ。
ホームレスの寝場所になるのを防ぐため、一定時間以上中にいると警報メッセージが表示されて照明と暖房が切れる。使用後に毎回床と壁を高圧洗浄し、夜には自動的に10分間の「大掃除」をするシステムも組み込まれる。
現在のトイレを10月に解体した後、着工することになっている。
この計画に対し、ツイッター上で「私の体重は若者2人分を優に超えるし、トイレには同伴者の手助けが必要」「障害があって転倒しやすいがどうすればいいのか」と訴える声が相次いだ。
「ホームレスが公衆トイレで寝るほど困っているなら、ハイテクで追い払うのではなく支援の手を差し伸べるべき」というツイートも投稿されるなど、議論が巻き起こっている。