米バーガーキングが新キャンペーン、搭乗便遅延で植物由来バーガーを無料提供

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米バーガーキングが新キャンペーンで、搭乗予定の便に遅れが出た米国内の旅行客を対象に植物由来のパテを使ったバーガーを無料で提供する/Drew Angerer/Getty Images

米バーガーキングが新キャンペーンで、搭乗予定の便に遅れが出た米国内の旅行客を対象に植物由来のパテを使ったバーガーを無料で提供する/Drew Angerer/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米ファストフード大手バーガーキングは今月18日から30日にかけて、搭乗予定の便に遅れが出た米国内の旅行客を対象に、植物由来のパテを使ったバーガー「インポッシブル・ワッパー」を無料で提供する。

旅行客が空港でバーガーキングのアプリに遅延便の情報を入力すると、無料クーポンを入手できる仕組み。

ファストフード企業は他社との差別化を図る目的で奇抜なキャンペーンを展開することが多い。特にバーガーキングはこの戦略を多用。昨年にはアプリのユーザーがマクドナルドの店舗から600フィート(約180メートル)の圏内に入った場合、ワッパーを1セント(約1円)で購入できるというキャンペーンを実施していた。

バーガーキングは今回の取り組みを通じ、消費者に携帯アプリの利用を促すとともに、インポッシブル・ワッパーの売り上げを一段と伸ばしたい考えだ。

肉を使わないインポッシブル・ワッパーについては、バーガーキングが今年4月に初の試験販売を行い、8月に全国販売を開始した。バーガーキングの親会社、レストラン・ブランズ・インターナショナルのホセ・シル最高経営責任者(CEO)は、インポッシブル・ワッパーが同社の成長をけん引していると指摘する。

消費者が健康志向や環境意識から植物由来たんぱく質への関心を深めるなか、ファストフード・チェーンはこぞって代替肉のメニュー導入に乗り出している。

米ダンキンは「ビヨンド・ブレックファースト・サンドイッチ」を全米で発売。ケンタッキーフライドチキン(KFC)は米アトランタで「ビヨンド・フライドチキン」を、マクドナルドもカナダで植物ベースのサンドイッチを試験販売した。

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