廃鉱で馬14頭の死骸発見、射殺か 米ケンタッキー州
(CNN) 米ケンタッキー州東部にある廃鉱で、射殺されたとみられる馬少なくとも14頭の死骸が見つかった。当局者が明らかにした。
地元の動物保護団体の責任者によると、死骸はフロイド郡とパイク郡の境界に近い幹線道路沿いの区域に散乱していた。
フロイド郡の保安官はCNNに対し、廃鉱の近くに住む男性から16日、飼育している馬が死骸で見つかったとの通報があったと説明。男性は馬が殺されたとの見方を示したという。
保安官事務所のメンバーが現場に出動したところ、射殺されたとみられる馬少なくとも14頭の死骸が見つかった。この中には子馬2頭と妊娠中の牝(めす)馬4頭の死骸も含まれていた。
保安官は、実際に殺された馬の数はさらに多いとの見方を示し、「馬に銃を突き付け、繰り返し引き金を引くことができる人間がいるとは、想像を絶している」と語った。
保安官事務所は19日に再び現場を訪れ、獣医師が検視と証拠収集に当たる予定。捜査には前出の動物保護団体も協力している。
動物愛護団体「米国人道協会」はCNNに対し、加害者の特定や逮捕につながる情報に最大5000ドル(約54万円)の懸賞金を提示していることを確認した。保安官や保護団体責任者によると、地元住民からも寄付が集まっている。
CNN系列局のWYMTは、加害者は最低でも動物虐待の罪に問われる可能性があると報じている。