ペット食料も買いだめ発生、新型コロナ感染拡大で 米

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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ペット用品についても「買いだめ」が行われている/Drew Angerer/Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ペット用品についても「買いだめ」が行われている/Drew Angerer/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米情報関連企業のニールセンは29日までに、米国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受けペットの動物用の食料やおもちゃの売り上げが急増しているとの最新調査結果を発表した。

今月21日までの1週間で犬の食料は前年同期比で54%増、ネコは52%増をそれぞれ記録。ペット用の備品は24%の伸びを示した。

感染拡大を受け長期戦を想定した飼い主が買いだめに動いた結果とみられる。

米ペットショップ大手「ペトコ」は商品の売り上げが増えたことを確認。感染拡大が進む中で同社は小売業界の他企業とは異なり営業を続けているが、広報担当者は特定商品を手がける自社のような小売業者は米国内で犬やねこ用の食料の約3分の1の販売を担っていると指摘。

大規模な小売店や食料品店だけでは米国内で飼われるペットの食料の全ての需要を満たすことは出来ないとも強調した。

飼い主によるインターネット通販を通じたペット関連商品のまとめ買いも目立っている。同業界のチューイ社は需要増に対応するため6000人の新規雇用を打ち出している。同社の株価も上昇している。

ペット関連商品の米業界団体によると、米国の世帯総数の67%に当たる約8500万世帯が少なくとも1匹のペットを飼育している。2010年には7300万世帯だったという。

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