日本の4~6月期GDP、7.8%減と過去最大の落ち込み
香港(CNN Business) 日本の内閣府が17日に発表した2020年4~6月期の国内総生産(GDP)は前期比7.8%減だった。新型コロナウイルスの感染拡大によって消費が落ち込んだ。
マイナス成長は3四半期連続。今回のペースが1年間続いたと仮定した年率換算は27.8%減。成長率のマイナス幅は比較可能な1980年以降で最大。
4月から5月の6週間にわたった緊急事態宣言で全国の経済活動が停止し、GDPの半分以上を占める個人消費が前期比8.2%減と大きく落ち込んだ。
世界的な貿易が止まり、外需が3パーセントポイント分、GDPを押し下げた。
日本では8月だけで新型コロナウイルスの感染件数が1万9000件以上増えた。これは新型コロナウイルス感染者全体の約3分の1に相当する。
多くの専門家からは、景気刺激策を受けて導入された複数の救済措置が9月に終了することから日本経済の大部分を占める中小企業にとってリスクとなると警告する声が出ている。