コロナ禍で低迷の観光業、2024年まで回復せず 米NY市が見通し

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新型コロナウイルスによって米ニューヨーク市の観光業が打撃を受けている/Alexi Rosenfeld/Getty Images

新型コロナウイルスによって米ニューヨーク市の観光業が打撃を受けている/Alexi Rosenfeld/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク市の観光局は22日までに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で低迷する同市の観光業に触れ、2019年を上回る水準の達成は控え目に見て2024年まで実現しない可能性があると報告した。

旅行や観光の今後の動向を予測する年次報告書で述べた。今年の市への訪問者数については昨年と比べ多くて3分の1にとどまるとの見通しを示した。

今年の1月から3月初旬にかけては非常に力強い業績を見せていたものの、新型コロナ対策の発動により全てのレジャー活動や大半のビジネス主張はほとんど停止したと説明。

現時点での市への訪問者数は昨年より66%低く、コロナ禍による影響がより甚大な海外からの訪問者数は80%減とした。2001年9月11日に発生した米同時多発テロ時の経験にも触れ、外国からの訪問者の回復にまる4年要したとも指摘した。

観光業の世界的な全面回復については、有効性が判明した新型コロナのワクチンが来年広範に実用化されるのに伴って段階的に実現するだろうとも予想。

観光局の最高責任者は旅行への潜在的な需要が相当蓄積させているとも分析して、来年末までに19年の水準の半分を取り戻すことを目標にすると述べた。完全な回復にはその後、さらに3年かかるとも予測した。

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