テスラCEOのイーロン・マスク氏、テキサス州への転居を公表
ニューヨーク(CNN Business) 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は8日、これまで住んでいたカリフォルニア州からテキサス州へ転居したことを明らかにした。
米紙ウォールストリート・ジャーナルが開いた対談イベントでのインタビューで、同紙のマレー編集長に語った。
マスク氏はこれまでもカリフォルニア州から引っ越す意向を示唆していた。
今年5月には、新型コロナウイルス感染拡大による外出規制中に同州フリーモントのテスラ工場を再開しようとしたが州当局の承認を得られず、「本社と今後の事業をただちにテキサスかネバダへ移す」とツイートしていた。
マスク氏が設立したテスラと宇宙開発企業スペースXの本社は、今もカリフォルニア州にある。
一方でテキサス州にも事業拠点を持っていることが、今回の決断の要因になったとしている。
転居先のテキサス州南部にはスペースXの巨大宇宙船「スターシップ」の開発施設がある。州都オースティン近郊では、テスラの大規模工場「ギガ・テキサス」の建設も進んでいる。