米デルタ機から脱出の乗客、「パニックに襲われた」と説明
(CNN) 米ニューヨークのラガーディア空港で、滑走路に向かっていたデルタ航空機から乗客の男女2人が介助犬とともに緊急用のスライドで脱出する出来事があった件で、機外に出た男が「パニックに襲われた」と説明していることがわかった。
この出来事があったのは今月21日。客室乗務員によれば、男は「飛行機から降りる必要がある。ここに座りたくない。ドアを開ける」と話した。
罪状認否の声明によれば、男は飛行機から降りなければ自制心を失うと感じたという。男は客室乗務員のそばを通り過ぎ、ドアを開け、もう一人の乗客と犬とともにスライドで脱出した。2人は滑走路を立ち去ったが、その後、立ち入り禁止区域で発見された。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社によれば、2人は不法侵入の容疑がかけられている。
CNN提携局WCBSによれば、男は22日、裁判所を立ち去る際、記者団に対し、「パニックになった。パニックに襲われた。誰も傷つけていない。私には心の健康の問題がある」と語った。
罪状認否の際、客室乗務員は男が緊急用の扉を開かなければならない状況はなかったと述べた。