ナイキ、改造スニーカーの「サタン・シューズ」を提訴 商標権侵害で
ニューヨーク(CNN Business) 米ナイキがこのほど、自社製スニーカーのカスタム版を数量限定で販売したクリエーターグループを相手取り、訴訟を起こした。商標権の侵害を訴えている。当該の製品に対しては、悪魔崇拝を想起させるとしてソーシャルメディア上で反発が巻き起こっていた。
ナイキは29日に提出した訴状の中で、МSCHFプロダクト・スタジオが同社の改造スニーカー666足を販売したことが商標権侵害に当たると主張。製品の表面に同社のロゴもあしらわれていると指摘した。
「サタン・シューズ」と名付けられたこのスニーカーはラッパーのリル・ナズ・Xと提携した商品で、29日の発売直後に全666足が完売していた。
ナイキの提訴についてМSCHFに繰り返しコメントを求めたが回答はない。
ナイキはサタン・シューズが「未承認」だとして、МSCHFに対し受注処理の「永久停止」を命じるよう裁判所に求めた。またソーシャルメディアのユーザーの中からナイキ製品の不買を示唆する声が上がっていることにも言及した。