米百貨店サックス・フィフス・アベニュー、毛皮製品の販売停止へ
(CNN) 米高級百貨店サックス・フィフス・アベニューが、2022会計年度末までに店舗とネットの両方で、動物の毛皮製品の販売を停止することがわかった。
サックス・フィフス・アベニューによれば、新しい方針の下で、毛皮のために育成されたミンクやキツネ、チンチラ、クロテンの動物製品だけでなく、コヨーテやビーバーといった野生生物に由来する毛皮製品についても提供を取りやめる。
方針変更は段階的に行われ、まず2021会計年度末までに毛皮の店舗の閉鎖を開始し、2022年会計年度末までに提携ブランドによる製品の販売を停止する。
ヤギ皮や牛皮革、ダウン、羽毛、模造毛皮の製品については販売を継続する。
サックス・フィフス・アベニューは声明で、決断にあたっては消費者の好みや社会の変化などの複数の要素を検討したと述べた。トレンドは常に進展し、毛皮製品の販売が大きな社会問題となっていることを認識したという。
同業では、ノードストロームやメーシーズ、ブルーミングデールズも毛皮製品の販売停止を打ち出している。