米スターバックス、中国の宅配大手「美団」と提携
香港(CNN Business) 米コーヒーチェーン大手スターバックスは18日、中国の食品宅配大手「美団」との提携を発表した。
中国本土の顧客は今後、ユーザー数が6億6700万人に上る美団のアプリを通して、スターバックスの商品を注文できるようになる。
今年末までに、中国に展開する約5000店舗のページを設け、各店のイベントをチェックしたり、バリスタの写真やビデオを見たりできるようにするという。
スターバックスはこれまでも中国でさまざまな業務提携を打ち出してきた。2018年にはネット通販大手アリババとの提携で音声による配達の注文やオンライン決済を実現。20年には対話アプリのウィーチャット(微信)上で注文ができるようになった。
利用者は美団のアプリを通してスターバックスの商品を注文できるようになる/Starbucks
アリババとの提携は継続する一方、美団のアプリ限定で店舗の一部貸し切りを予約できるサービスも開始する。
中国はスターバックスにとって米国に続く主要市場だが、昨年12月には中国の2店舗で期限切れの食材を使ったと報じられて当局の調査を受け、謝罪した。