ウクライナの燃料確保、輸入に「全面依存」状態 産業連盟会長

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(CNN) ウクライナの石油・ガス産業連盟は2日までに、国内の燃料需給の動向に触れ、価格高騰の混乱に襲われると共に、輸入に全面的に依存している状況にあると指摘した。

連盟のアンドリー・ザクレウスキー会長は記者会見で、同国クレメンチュクにある国内最大規模の製油所が今年4月、ロシア軍のミサイル攻撃で破壊されたことが主因とした。

鉄道を使っての供給網の運用も同様に切迫しており、燃料トラック3000台を投入すれば、後方支援に用いられる経路の確保に障害をもたらすと指摘。

ロシアのウクライナ侵攻を受けウクライナ全土での消費量は30~40%減じたが、年間で400万から500万トンまでの燃料が不足している現状にあるとした。侵攻前は全ての燃料の75%がベラルーシから届いていたという。

燃料不足の緩和を図るため、西部のリビウやザカルパッチャなどの州で移動式の製油施設を配置し、石油生産の増産を進める必要があると説明した。バルト海の港湾からウクライナへつながるパイプラインの建設が必要だが多くの問題点があるとも認めた。

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