ウクライナ、ロシア領攻撃に使わずと確約 米提供のロケット砲

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共同記者会見するブリンケン米国務長官(右)とNATOのストルテンベルグ事務総長/Stefani Reynolds/AFP via Getty Images

共同記者会見するブリンケン米国務長官(右)とNATOのストルテンベルグ事務総長/Stefani Reynolds/AFP via Getty Images

(CNN) 米国のブリンケン国務長官は1日、同国が提供した兵器についてウクライナがロシア領内の標的破壊などには投入しないことを確約したことを明らかにした。

訪米中の北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長との共同記者会見で表明した。ウクライナと米国、同盟国やパートナー国との間には信頼感に基づく強い絆があると強調した。

バイデン米政権は先に、ウクライナへの新たな軍事支援策として高機動ロケット砲システムの供与を発表。ただ、搭載する弾薬についてはウクライナ側の期待に応えず、射程がより短いものを引き渡すことを決めた。

長官はまた、ロシア側が米国による高機動ロケット砲システムなど新たな兵器の提供を緊張状態を高める措置と受け止めかねない懸念について言及。バイデン大統領はプーチン大統領に対しロシアの侵攻が招く結果を明白に伝えてきたとし、軍事支援も含まれると指摘した。

「証拠を隠蔽(いんぺい)しているわけでもない」とし、「侵攻が始まった初日からバイデン大統領はプーチン大統領へ米国のこの対応策を直接通告してきたことは非常に明確」と主張。「我々はそうするだろうと明言してきたことをまさしく実行してきた」と強調した。

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