制裁で打撃のロシア自動車産業への支援を指示 プーチン大統領
(CNN) ロシアのプーチン大統領は16日、西側諸国の制裁を受けて大打撃を受けている国内自動車産業を支援するための方策を打ち出すよう政府に求めた。
ロシアの自動車産業と販売不振について話し合う会議の中で、プーチン大統領は「ロシアの自動車工場のパートナーは、長期的な約束にもかかわらず納車を停止したり、我々の市場からの撤退を表明したりした」ため、状況は「容易ではない」と述べた。
そして「自動車産業を支援し、国内市場を安定させるために、どのような迅速な措置を用意しているのか、より詳細に説明するよう政府に求めている」と表明。プーチン大統領によると、昨年に比べて生産量が激減し、すでに影響を受けているという。
プーチン大統領は「今、最も重要な課題は2つあると考えている。ひとつは、ロシア国内の自動車工場の仕事、必要な部品の供給、雇用の維持、有能な専門家のチームを確保することだ。もうひとつはロシアの自動車産業が、今年価格が高騰した乗用車を中心とする自動車の十分な供給を確保しなければならないことだ」と述べた。
ロシアの自動車販売はウクライナ侵攻以来、崩壊状態にある。