習近平氏、プーチン氏と電話会談 安全保障でロシアを支援

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2019年6月5日、クレムリンで言葉を交わす習近平氏(左)とプーチン氏/Alexander Zemlianichenko/Pool/AP

2019年6月5日、クレムリンで言葉を交わす習近平氏(左)とプーチン氏/Alexander Zemlianichenko/Pool/AP

香港(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は15日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、「主権や安全保障」の問題において、中国がロシアを支援すると伝えた。国際社会はロシアによるウクライナ侵攻を非難しているものの、習氏は両国の協力関係に対する支持を維持した形だ。

中国外務省によれば、習氏は両国の戦略的な協調を強化することを約束した。

ロシア大統領府の発表によれば、両首脳は両国の関係が「史上最高」であると強調し、包括的なパートナーシップの一貫した深化に関与することを再確認した。

今回の電話会談は、ロシアのウクライナ侵攻後としては2回目の会談とみられる。両首脳は、ロシアが「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナへの侵攻から数日後に会談していた。

中国もロシアの行動について「侵略」と呼ぶことは控えている。中国は、和平を呼びかけ、世界秩序を支持するとしているが、ロシアの行動を非難することは避けている。中国はまた、国営メディアを使って、今回の危機的状況について、ロシア大統領府と歩調を合わせるかのように米国や北大西洋条約機構(NATO)を非難している。

習氏は電話会談で、中国は常にウクライナの状況について独立的に評価していると述べ、全ての関係者に対してウクライナ危機の適切な解決を推進するよう呼びかけた。3月のバイデン米大統領との会談でも、似たような発言があった。

習氏は、中国が適切な解決を促すために自身の役割を果たし続けることに前向きだと述べた。

ロシア大統領府の発表では、もう少し踏み込んだ発言となっている。発表によれば、習氏は、外部の力によって生み出された安全保障上の脅威に直面して、基本的な国益を保護するためにロシアが取った行動の正当性に留意したという。

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