カタール航空、サッカーW杯の効果で大幅な収益増を記録
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)本大会を昨年12月に開催した中東カタールのカタール航空は5日までに、W杯が大きな呼び水となり前会計年度における収益が約12億米ドルに達したと報告した。
同航空によると、W杯の期間中に運航したフライトは約14万便で、140万人以上の乗客をカタールへ送り込んだ。同社のアクバ・アル・バクル最高経営責任者(CEO)は声明で、昨年の収益性の向上は約100%増となった旅客収入に起因すると説明した。
「世界各地の数百万人規模の乗客が選択する航空会社としての地位を維持しており、運んだ乗客は約3170万人」とし、「前年比で71%増だった」と誇示した。
W杯カタール大会は開幕前から様々な面で論議を引き起こし、人口が約300万人の小国がW杯という大規模な国際大会を主催し得るインフラ基盤を有しているのかへの疑問も出ていた。
同国は大会誘致に成功した後、新たな交通網の整備と世界各国からの観戦客を収容する宿泊施設の建設に約2200億ドルを投入。
国際サッカー連盟(FIFA)はカタール大会は成功したと総括し、1次リーグ戦の試合のチケット販売は300万枚を超えたとも発表していた。