「スパム」缶詰をマウイ島被災地へ大量寄贈、地元の人気食品

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大規模な山火事に見舞われた米ハワイ州マウイ島への救援物資としてスパムの缶詰が寄贈される/Roberto Machado Noa/LightRocket/Getty Images

大規模な山火事に見舞われた米ハワイ州マウイ島への救援物資としてスパムの缶詰が寄贈される/Roberto Machado Noa/LightRocket/Getty Images

(CNN) 「スパム」を製造する米企業「ホーメル」は24日までに、大規模な山火事被害に見舞われた米ハワイ州マウイ島への救援物資としてスパムの缶詰26万4000個余を寄贈すると発表した。

スパムとハワイ州住民との間で過去数十年間にわたって培ってきた「特別な関係」を考慮したとした。最近の報道発表文で、トラック3台分の缶詰が被災地へ既に向かっており、2台分も新たに送り出すと述べた。

同社が山火事の被災者への直接の支援額は、現金あるいは商品を合わせ小売価格相当で100万ドル以上になるとも報告した。

今回のスパム缶詰の配布に協力する非営利団体の幹部は報道発表文の中で、スパムは冷蔵処置が必要でなく被災者に送り届けられる最適の物資とも指摘した。

ハワイ州でのスパムの1人あたり消費量は米国の他州より多く、おむすびにも取り入られ、マクドナルドのようなファストフードチェーン店で売られている。「ワイキキ・スパムジャム祭り」も年1回催されている。

ホーメル社は、スパム・ブランドはマウイ島を愛することを表現したTシャツも手がけ、売上金の全てを山火事救済基金に贈呈するともした。

スパムは第2次世界大戦中、アジア太平洋地域で最初に米軍兵士の兵糧として配られたとされる。戦闘地域では入手し難い食肉の代替品として喜ばれたという。

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