「プーチン氏、長年にわたり批判者黙らせてきた」 米当局者
(CNN) ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗していたとされる機体が墜落したことを受け、ホワイトハウスがロシア政府やウクライナでの戦争に対する姿勢を変えることはない見通しだ。米当局者がCNNに明らかにした。
この当局者は23日、「プーチン氏は、極めて長い年月にわたり自身に批判的な人物を黙らせてきた」と指摘。プリゴジン氏が最終的に死亡することは、バイデン政権により予想されていたと述べた。 6月に同氏がロシア政府と取り決めを結んで以降、予想された事態だという。
「我々は今後も引き続き、ウクライナによるロシアとの戦争を支援していく」「そしてロシア軍がウクライナで犯している残虐行為の責任を追及する。ワグネルによるものも含めて」(同当局者)
米国家安全保障会議(NSC)は、プリゴジン氏が死亡したとの報告の真相を確認するつもりはないとした。早期に出した声明の中で「報告には目を通した。確認されたところで驚きはない。ウクライナでの破滅的な戦争を受けて民間軍事組織がモスクワへ行軍したが、それが今やこのような事態に至ったようだ」と述べた。