CO2排出量ほぼゼロの貨物船、26年に世界で初めて就航か ノルウェー企業

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ノルウェー南部ポルスグルンにあるヤラ・インターナショナルの工場/Victoria Klesty/Reuters

ノルウェー南部ポルスグルンにあるヤラ・インターナショナルの工場/Victoria Klesty/Reuters

ヤラ・インターナショナルは世界最大の肥料メーカーの一つで、子会社のヤラ・クリーンアンモニアやノルウェーの北海コンテナライン社と協同でこの船の開発に取り組んでいる。船の用途はノルウェー・ドイツ間の貨物輸送になる見通しだ。

アンモニアの生産には通常、石炭や天然ガスなどの化石燃料が多用され、CO2を大量排出する。

国際エネルギー機関(IEA)によると、アンモニア1トンの生産で排出されるCO2の量は粗鋼生産の2倍近く、セメントの4倍に上る。

しかし、ヤラ・クリーンアンモニアは「ブルーアンモニア」と「グリーンアンモニア」を組み合わせて貨物船に供給する計画だ。ブルーアンモニアの生産では、CO2は排出源で捕捉され、地中に貯蔵される。グリーンアンモニアは再生可能エネルギーによる電気を使って生産される。

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