問題のアラスカ航空機、大洋上の飛行を制限されていた 与圧不具合のライト点灯続き

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機体の一部がなくなったアラスカ航空の旅客機の画像/National Transportation Safety Board

機体の一部がなくなったアラスカ航空の旅客機の画像/National Transportation Safety Board

(CNN) 米国家運輸安全委員会(NTSB)のホメンディ委員長は、飛行中に胴体の一部が吹き飛んだアラスカ航空1282便の機体について、離陸後にいずれかの警告灯が作動した場合に「非常に迅速に空港に戻れる」よう、大洋上を通ってハワイまで飛行することを同社が制限していたと報告した。

この措置は同機がこの1カ月で3回、自動与圧不具合ライトが点灯した後に決まった。ただ、この警告灯が5日の事故と関連するかは不明。

ホメンディ氏は、与圧の警告が繰り返されていた事態に「調査官は非常に面食らっている」としつつも、「本事案中に航空機客室で起きた事象と全く関係ないかもしれない」と注意を促した。

不具合を示すライトは昨年12月7日、今月3日、4日の3回点灯した。毎回、乗組員がスイッチをシステムのバックアップに切り替えた。ホメンディ氏はこの操作について「非常に標準的」と述べた。

ホメンディ氏は「彼らはそれを切り替え、報告し、メンテナンスでテストされ、リセットされた」「彼らはライトを点検する追加的なメンテナンスを命じたが(事故)前に完了しなかった」とも語った。

NTSBはさらに詳しく調べ、昨年10月31日の納品以降にあったすべての不具合に関する記録を請求しているという。

米連邦航空局(FAA)などによると、同機は就航して約3カ月で、フライト回数は約150回だった。

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