ミシェル・オバマ氏、大統領選の行方に「強い恐怖」
(CNN) ミシェル・オバマ元大統領夫人は8日配信のインタビューで、今年11月に予定される大統領選の行方に強い恐怖を感じていると語った。
ミシェル氏は英国出身の著述家、ジェイ・シェティ氏のポッドキャスト番組で、大統領にだれを選び、だれがその職に就くかは、国民が当たり前ととらえがちな面でも影響を及ぼすと強調。「私たちはこの民主主義を当たり前と思っていてはいけない」と警告し、心配で夜も眠れないことがあると明かした。
大統領選で再選を目指すバイデン大統領も「民主主義を問う選挙になる」と訴えているが、世論調査ではトランプ前大統領との接戦が続く。
ミシェル氏はそのほかにも心配の種があると話し、「人々は投票するだろうか。投票しない理由は何か」と問い掛けた。
また、トランプ氏の法的トラブルをめぐる二重基準にも言及。同氏を名指しすることは避けつつ、「何度も起訴されながら公職に立候補できる人もいるが、黒人にそれはできない。黒人は良い行いを身につけるしかないが、それによって向上する適応力が最終的には自分自身のためになる」と主張した。