投票用紙からの除外、トランプ氏が連邦最高裁に上訴 コロラド州判決に不服

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選挙集会に出席したトランプ氏=2023年12月/Scott Olson/Getty Images

選挙集会に出席したトランプ氏=2023年12月/Scott Olson/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ前大統領は4日までに、連邦最高裁に対し、自身を2024年大統領選の投票対象から外したコロラド州最高裁の判断を覆すよう上訴した。事情に詳しい情報筋が明らかにした。

コロラド州最高裁は、合衆国憲法修正14条の「反乱者の禁止」を理由に大統領選における同州の投票用紙からトランプ氏の名前を除外するとの判決を下していた。

CNNが入手した最高裁への提出文書の中で、トランプ氏の弁護士らは「『人民の、人民による、人民のための政治』を掲げる我が国の制度において、コロラド州の判決は正しいものとなり得ない」と主張した。

コロラド州の大統領選の予備選は3月5日に予定されている。

連邦最高裁はこの他、20年大統領選の結果転覆を謀ったとする刑事訴追でも、トランプ氏にまつわる事案を抱えている。

1週間前にはコロラド州共和党も、別個に州最高裁判決を覆すように要請していた。

当該の判決は、上訴が行われる間確定が停止されている。州の選挙当局トップが既に明らかにしているところによれば、共和党予備選の候補者名簿を確定する5日には、トランプ氏の氏名がそこに加えられる見通し。最高裁が異議を唱えた場合は状況が変わるものの、同裁判所が週内に本件を決着させる公算は小さい。

仮に判事らが本件を取り上げ、トランプ氏が公職に就く資格がないと結論すれば、予備選でのトランプ氏への投票は全て集計対象から外される。

トランプ氏の弁護士らは、大統領選への「出馬資格の問題」は各州ではなく連邦議会で決定するべきだと主張している。またコロラド州最高裁に対しては、21年1月6日に反乱が発生し、トランプ氏がそれに「関与した」とする誤った判断を下したとの見解を示している。

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