アラスカ航空機の部品、オレゴン州で見つかる ユナイテッド航空は緩んだボルト発見

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米国家運輸安全委員会の当局者がアラスカ航空機のドアプラグを回収/NTSB

米国家運輸安全委員会の当局者がアラスカ航空機のドアプラグを回収/NTSB

(CNN) 米アラスカ航空機の胴体の一部が吹き飛んだ5日の事故を受け調査を進める米連邦当局は8日、吹き飛んだ「ドアプラグ」と呼ばれる部品がオレゴン州ポートランドで見つかったと発表した。

事故を受け、同型機の一部は全米で運航停止となっている。

ユナイテッド航空は同日、事故を受けて米連邦航空局(FAA)が義務付けたボーイング737MAXシリーズ9型機の同社機体の検査を進める中で、緩んだボルトが見つかったと明らかにした。該当する機体の数は明らかにしていない。

ユナイテッド航空は声明で「我々が6日に予備的検査を開始して以来、ドアプラグの取り付け問題に関連するとみられる事案を見つけている。たとえば、追加的な締め付けが必要なボルトだ」と述べた。

国家運輸安全委員会(NTSB)によると、アラスカ航空機の部品はポートランドの教師が自宅の庭で発見した。見つかったのは冷蔵庫大のドアプラグと呼ばれる部品。

米国家運輸安全委員会の当局者がアラスカ航空機のドアプラグを回収/NTSB
米国家運輸安全委員会の当局者がアラスカ航空機のドアプラグを回収/NTSB

航空機メーカーは航空会社の要請に応じた形状により、緊急脱出口の場所にドアプラグを設置することがある。

乗員乗客177人のアラスカ航空機が離陸直後、上空1万6000フィート(約4900メートル)を飛行中にこの部品が吹き飛び、胴体の側面に大きな穴が開く形となった。座席からはヘッドレストがとれ、客室から機外に物品が流れ出る事態となった。

ユナイテッド航空は米航空会社で同型機を最も多く所有し、検査の影響で470便以上が欠航となった。検査のためには2列のシートと内側のパネルを外す必要があり、5人の検査員を要するという。

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