ビッグマック大幅値上げ否定、SNS情報に反論 米マクドナルド

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米ニューヨーク市内にあるマクドナルドの店舗=2023年4月/Victor J. Blue/Bloomberg/Getty Images

米ニューヨーク市内にあるマクドナルドの店舗=2023年4月/Victor J. Blue/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米マクドナルドは2日までに、ビッグマックの値段を消費者物価の上昇幅以上につり上げているとするSNS上の最近の情報に触れ、根拠に乏しく誇張が過多などと反論した。

同社のアーリンガー社長は公式サイトに公開書簡を載せ、不正確な情報と言明。2019年のビッグマックの値段は米国内の平均で4.39ドルだったと報告。これが現在は5.29ドル(約831円)の21%増と説明。「100%増ではない」とも強調した。

この間の世界規模の新型コロナ禍、サプライチェーン(供給網)でかかるコストの歴史的な増大、賃上げや他のインフレ圧力の要因に直面しての価格水準になっているとも説いた。

同社長は、いら立ちを覚えるのは値段が18ドルのビッグマックが売られているとの情報に接し、わずか1店に過ぎなかったとしても系列店の多くが追随しているとの見方につながることだと主張。

系列店は1万3700店以上あるものの、消費者がこの高値は決まり事であり例外ではないとの判断を持たれることに困惑が募るとも指摘した。消費者はビッグマックの値段は19年以降、100%値上がりしたとも考え始めるとも続けた。

SNS上ではファストフード商品の値上がりに対する顧客の不満の声が強まっており、関連の支出を切り詰める傾向も出ている。入店の回数も少なくなったことで同業界の売上高も減速している。

マクドナルドは自社のバーガーがファストフード商品の値上がりの象徴となっている受け止め方への対抗策も準備している。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、同社は顧客を呼び戻すために今月下旬に値段が5ドルのお得なメニュー提供を予定している。

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