米ボーイング、次世代大型機「777X」の飛行試験を停止 構造部品に問題
ニューヨーク(CNN) 米航空機大手ボーイングは、開発中の次世代大型旅客機「777X」の部品に問題が見つかったため、飛行試験を停止すると発表した。
ボーイングの発表によると、飛行試験中にエンジンと翼の間の構造部品が設計通り作動していないことが分かり、交換して調査している。
777Xはボーイングが「世界最大で最も高効率の双発ジェット機」として、2020年就航を予定していた。トラブルや予算オーバーの影響で、現在は25年の就航を目指している。
試験機4機による飛行試験は、準備ができ次第再開するという。
ボーイングの安全、品質管理をめぐってはトラブルが続発し、納期遅れによる影響が広がっている。
同社の株価は20日朝の時間外取引で2%下落した。ボーイング株は今年、30%近く値下がりしている。