民主党全国大会 オバマ氏が演説、ハリス氏に「希望」抱く
(CNN) 米国のオバマ元大統領は20日、イリノイ州シカゴで開催中の民主党全国大会で演説し、「希望にあふれている」心境を明かした。同党から大統領選に立候補しているハリス副大統領について、次期大統領に就任する用意ができているのが理由だとした。
演説の冒頭、オバマ氏は選挙戦から撤退したバイデン大統領の実績を称賛。次いでバトンは手渡されたと述べ、現在民主党を率いているのはハリス氏だと強調した。
また共和党候補のトランプ前大統領の政策や人格を非難し、同氏が大統領を務める4年間は米国に必要ないと主張。「虚勢と失敗、混沌の4年間はもういらない。そのような映画は既に見ている。映画の続編が往々にして前作を下回るのは周知の事実だ」と述べた。
さらにトランプ氏の問題点として「子どもじみたニックネーム、とんでもない陰謀論、群衆の規模に対する奇妙な強迫観念」を列挙すると、聴衆から歓声が上がった。
一方でハリス氏については、カリフォルニア州司法長官を務めた経歴に言及。当時大統領だった自身の政権が同州で結果を出すのに力強く貢献してくれたと振り返った。
その上で、今回の大統領選の結果は世界中が注視しているとも言い添えた。
オバマ氏の演説の前にはミシェル夫人が登壇し、米国民に対しハリス氏と副大統領候補のティム・ウォルズ・ミネソタ州知事への投票を呼び掛けた。