マスク氏、自動運転のロボタクシー「サイバーキャブ」をお披露目

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テスラのイベント、自動運転の大型車両「ロボバン」が登場

ニューヨーク(CNN) 米電気自動車(EV)メーカー、テスラを率いるイーロン・マスク氏は10日、カリフォルニア州ロサンゼルスでのイベントで、無人で乗客を乗せることのできるロボタクシー「サイバーキャブ」をお披露目した。

将来はテスラの手掛ける自動運転車が街にあふれるとの構想を掲げるマスク氏だが、そのような約束を実現できるのかどうかは依然として不透明だ。

イベントに登場したロボタクシーは、メタリックで重厚な未来志向のデザイン。マスク氏本人もSF映画の名作「ブレードランナー」を引き合いに出している。

イベントはマスク氏が運営するソーシャルメディア、X(旧ツイッター)で数百万人の視聴者に向けてライブ配信された。直接会場入りした群衆は、マスク氏の比較的短い20分間の発表に歓声を送り続けていた。

テスラは自動運転支援システム「FSD」と呼ぶ機能を8000ドル(約120万円)のオプションとして販売する。ただその名称とは裏腹に、FSDモードであってもドライバーは運転席に座り続け、車両を操る態勢を維持する必要がある。

マスク氏はFSDの運用について、カリフォルニア州とテキサス州では来年までに実現すると予測した。

この他、ドライバー無しでの乗客の運搬に特化した「サイバーキャブ」も公開された。マスク氏によるとハンドルやアクセルペダル、ブレーキペダルもないこの車両は、2026年までに生産態勢に入る見込み。「ちょっとしたラウンジでくつろいでいるような乗り心地になる」という。

さらに最大20人の乗客と物品を輸送できるとされるより大型の「ロボバン」もお目見えした。こちらの車両については、導入に向けた具体的なスケジュールは示されなかった。

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