ウォール街、トランプ関税にうんざり 株価は22年以来最悪の出だし
ニューヨーク(CNN) ウォール街が新たな四半期に向かうなか、トランプ米大統領の関税発動が相次いで予定されている。そのためトレーダーは神経をとがらせ、米国株は第1四半期にここ数年で最悪の不振に陥った。
ウォール街は今年、トランプ大統領の関税提案によって投資家が不透明感に包まれ、乱高下に揺れている。ベンチマークであるS&P500種株価指数は年初来で4.6%下落し、2022年以来最悪のスタートとなった。
3月31日の米国株は、トレーダーが午後の上昇を演出する中、まちまちの動きとなった。ダウは418ポイント(1%)高で引け、下げて始まった後、反転した。S&P500種指数は0.55%上昇。午前中に1.65%下落した後、午後には上昇に転じた。ナスダックは0.14%下落。午前中の取引で2.7%落ち込み昨年9月以来の安値を付けた後、下げ幅を縮小した。
米国株は反発したものの、トランプ氏が4月2日に発表するいわゆる「解放記念日」を前に、世界中の株価が下落した。エコノミストたちは、徹底的な関税措置がインフレに拍車をかけ、経済成長の足を引っ張る可能性があると予想している。
トランプ氏の関税の全容はまだ見えておらず、明確でないことがウォール街の重荷となっている。関税が米国経済に与える影響への懸念が高まるなか、市場ストラテジストたちは米国株の見通しを下方修正している。
3月30日にゴールドマン・サックスのアナリストは、S&P500の年末目標を6200から5700に引き下げた。それより前の6500から6200への引き下げに続く措置だった。