土星の北極に巨大ハリケーン、NASA探査機が撮影

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土星で観測された巨大ハリケーン=NASA/JPL-CALTECH/SSI提供

土星で観測された巨大ハリケーン=NASA/JPL-CALTECH/SSI提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は1日までに、探査機「カッシーニ」が土星の北極付近でとらえた巨大ハリケーンの画像を公開した。

画像は昨年11月27日に撮影されたもので、土星の北極が太陽に照らされる様子をとらえた中の1枚。画像の色彩は加工されたもので、近赤外線のさまざまな波長を表す着色を施し、下層雲は赤色で、上層雲は緑色で表現した。

ハリケーンの目は全長約2000キロ、速度は時速約530キロ。ハリケーンがいつ発生したのかは分かっていない。土星の北極は、前回撮影された2004年の画像では闇に包まれていた。

NASAによると、今回の画像はカッシーニに搭載した狭角カメラで、「近赤外線の波長をとらえられるスペクトルフィルターを組み合わせて」撮影したという。研究の成果は、地球上のハリケーンについて解明する手がかりになることが期待される。

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