カリフォルニアで発見の記憶喪失男性、日本滞在の過去も?
ボートライトさんはまた、テニスが得意で、専門チャンネルにインタビューを受けるほどの腕前だったようだ。試合のためにカリフォルニアを訪れていたとすれば、ラケットのなぞも解ける。
地元紙によると、ボートライトさんは「遁走(とんそう)」と呼ばれる状態にあるとみられる。精神的ショックなどを受けた後、自分の名前やそれまでの生活を忘れて放浪生活を送るといったケースで、ひとりでに治ることが多いが、何カ月か続くこともあるという。
スウェーデンのメディアがこの話題を取り上げた結果、同国で80年代のボートライトさんを知る人々が現れ始めた。15日夜には、米ルイジアナ州在住の姉妹が見つかったとも伝えられた。
病院の報道担当者は、ボートライトさんの帰宅先が分かるまで退院させるわけにはいかないと話している。