イラン、「宇宙へ送ったサルが生還」 1月に続き2匹目
イラン当局は15日までに、生きたサルをロケットに乗せて宇宙へ送り出し、無事帰還させることに成功したと明らかにした。イランは今年1月にも同様の成果を発表していた。
同国のロハニ大統領は14日、ツイッターに「これで2匹のサルが、宇宙から完璧な健康状態でイランに帰還した」と書き込んだ。
国営イラン通信(IRNA)によると、ロケットは全国的な研究強化週間の一環として打ち上げられた。有人宇宙飛行に向けた準備とみられる。
サルは、ペルシャ語で「吉兆」と「幸運」を意味する単語を合わせて「ファルガム」と名付けられた。高度120キロの宇宙空間に到達し、15分後に帰還したという。
1月にサルの打ち上げが報道された後、米国務省のヌーランド報道官は「気の毒なサルの写真を見たが事実を確認する手立てはない」と懐疑的な見方を示した。また、イランのロケット技術と長距離弾道ミサイル開発との関連を巡り、改めて懸念を表明していた。