宇宙ステーション冷却装置に不具合、作業規模縮小
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は11日、国際宇宙ステーション(ISS)の冷却装置に不具合が発生し、ISSの作業規模を縮小したことを明らかにした。
ISSには若田光一さんのほかNASAとロシアの宇宙飛行士の6人が滞在しているが、ISS本体や乗員に危険が及ぶ状況ではないとNASAは説明している。
NASAによると、ISS外部の冷却装置2基のうち1基で温度限界に達してポンプが機能停止した。原因はバルブの不具合にあるとみられ、修理方法を検討しているという。
外部冷却装置はISSの外部にアンモニアを循環させて冷却する仕組み。米国時間の11日午前、この装置で不具合が発生して過剰なアンモニアが生成されているのが見つかった。
この事態を受けてISSでは必要性の低い装置を停止する措置を取ったが、生命維持装置は稼働を続けているという。
修理のために船外活動が必要になる可能性もあるが、現時点ではまだ確定していない。