豪タスマニア島周辺で巨大クラゲが繁殖か、目撃情報相次ぐ
(CNN) オーストラリア南部のタスマニア島周辺で最近、巨大クラゲの目撃情報が相次いでいる。島の海岸では先月、海岸で貝を拾っていた家族連れが直径約1.5メートルのクラゲを見つけた。
クラゲは乳白色で中心部がピンク色。オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)のリサアン・ガーシュウィン博士が豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドに語ったところによると、この種類のクラゲは過去にも目撃情報があるが、まだ学名はついていない。最近特に、市民から多くの報告や画像が寄せられているという。
海水浴中にぶつかって刺されたりした場合は強い痛みを感じるが、命にかかわる危険はない。通称「ライオンのたてがみ」という大クラゲの仲間と考えられている。
同博士によれば、この種類に限らず、世界各地でさまざまなクラゲが大量発生しているとの報告があり、科学者らが原因を探っている。