もうひとつの地球、「発見の日は近い」 NASA

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
地球から22光年離れれた恒星ではハビタブルゾーンに3個の惑星が=ESO/M. KORNMESSER提供

地球から22光年離れれた恒星ではハビタブルゾーンに3個の惑星が=ESO/M. KORNMESSER提供

こうした観測の基礎を築いたのは、1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡だ。NASAはその後継機として、2018年にジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を打ち上げる。

ハッブルが高度約600キロの軌道上を周回しているのに対し、ジェームズ・ウェッブの軌道高度は約150万キロと、地球から月までの距離の約4倍に及ぶ。

マウンテン氏によれば、科学者らはこれまでの観測で、太陽から200光年の圏内にある恒星の位置をすべて把握している。この情報を基に観測を続ければ、新たに多数の惑星が発見される見通しだ。

「基本的にはすべての恒星に惑星がある」と、シーガー氏は説明する。恒星が発する光の一部は、その惑星の大気を通過する。通過した光をジェームズ・ウェッブでとらえて分析することにより、大気の成分を推定することができる。大気中に生物から発生したとみられる気体が含まれていれば、惑星に生命体が存在することになる。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「サイエンス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]