トランス脂肪酸の摂取多い人、記憶力が低下か 米研究
記憶力と脂肪の摂取量の関係はこれまでの研究でも指摘されている。高齢女性を対象とした2012年の調査では、脂肪分の摂取量が多い人は記憶力に問題があることが判明。少数の若い女性を対象に英国で実施された13年の調査でも同じような結果が出た。
トランス脂肪酸の摂取と記憶力低下との直接的な因果関係は分かっていない。ただ、トランス脂肪酸の摂取によって酸化ストレスが引き起こされるのではないかと研究者は推測している。
トランス脂肪酸については以前から肥満など健康問題との関連が指摘され、米国では医師や政府が食品からトランス脂肪酸を締め出す取り組みを進めている。