家賃は無料、ただし執筆すれば 米デトロイトで野心的なプログラム
2人は、差し押さえ物件が減ることでデトロイト周辺の環境が良くなるとともに、外部の人たちの町の見方にも変化が起こってくれるよう願っている。
コックスさんは、デトロイトに関する否定的でステレオタイプの物語がはびこっているのは、デトロイトの町に物語をつむぐ人の数が少ないせいだと考えている。
ロシュトーさんも、デトロイトが米国の自動車産業の衰退の象徴のようになったと指摘する。2013年に財政破綻(はたん)するなど苦境に見舞われているデトロイトだが、ロシュトーさんもコックスさんも、さまざまなものの見方を提供するには、廃墟の町といった単純化された物語に対抗することが重要だと指摘する。
コックスさんによれば、2015年はさらに3軒の家を提供することを計画しているという。