2050年の人口予測 アフリカが浮上、日本は最大の減少
ロンドン(CNNMoney) 2050年の世界はアフリカの人口が増大し、上位10カ国のうち3カ国をアフリカが占める見通しだ。一方で日本は最も大きな人口減少が見込まれる。米人口問題研究所(PRB)が発表した年次予測で明らかにした。
予測によると、ナイジェリアの人口は2050年までに3億9700万人に増え、現在の7位から4位に浮上する。コンゴ(旧ザイール)はロシアに代わって9位に、エチオピアはメキシコに代わって10位にそれぞれ上昇する見通し。
アフリカ諸国では出生率の高さや平均余命の伸びにより、今後30年を通じて人口増加が見込まれる。アフリカを中心とする40カ国あまりでは、人口が倍以上に増えると予想している。
現在でも出生率の上位10カ国はアフリカ諸国が占めている。1人の女性が生む子どもの数は、最も多いニジェールで7.6人。次いで南スーダンの6.9人、コンゴとソマリアの6.6人と続いている。
現在の人口13億人の中国は、2022年までにインドに抜かれる見通し。世界の人口は2050年までに25億人増えて98億人となる。
一方、34カ国では2050年までに人口の減少が見込まれる。特に日本は最も落ち込みが大きく、人口は3000万人減ると予想している。