英国で異例のオーロラ観測 欧州や米国の一部でも
(CNN) 米国や欧州の一部で7日夜から8日未明にかけて、磁気嵐による鮮やかなオーロラが観測された。
米海洋大気局(NOAA)は7日の時点で、強い磁気嵐の発生によって地球の磁気圏が乱れる可能性があるとして注意を促していた。
この日は英国などでも異例のオーロラが観測され、ソーシャルメディアには夜空の鮮やかな色彩をとらえた写真やビデオが投稿された。
英地質調査所によると、オーロラは太陽表面の爆発で膨大な量の荷電粒子が宇宙に放出され、地球の磁場に届いて大気中のガスの原子と衝突して形成される。
写真家のチャド・ハルボーソンさんは米ミネソタ州ミネアポリスの北部約50キロの地点で7日にオーロラを撮影した。
カメラを設置する頃には夜空にかすかな光が見え、夜が更けるにつれて光が強くなっていったという。4時間あまりも天体ショーを楽しんだというハルボーソンさんは、「オーロラが爆発していた。空で光が踊る様子は本当に素晴らしかった」と興奮した様子だった。