欧州の育休制度、充実ぶりで米国を圧倒
その他にも、スペインで15日間、フランスで11日間、さらにスウェーデンや英国を含む5カ国で10日間の育児休暇が与えられる。
スウェーデンでは育児休暇中の父親に給料の8割が支給される。また英国でも給料の9割、最高で週140ポンド(約2万2000円)が支払われる。
育児休暇
米国に比べ、欧州諸国の寛大さが特に際立つのが、成長期の子どもを抱える両親に追加の休暇を与えている点だ。
企業は、従業員の子どもが8歳になるまでの間に最低4カ月間(16週間)の育児休暇を与えることが義務付けられている。
EUは育児休暇中の給料の支払いは義務付けていないが、多くの国では少なくとも給料の一部が支給される。休暇と給料を親個人に与えるか、あるいは彼らの家族を一体とみなし、家族単位で与えるかは国によって異なる。 この追加的な育児休暇の最も優れた点は、人々の生活の質を支えられることだ。この休暇を利用して、例えば子どもたちと過ごす時間を増やしたり、新しい学校を調べたり、新たな育児法を試したり、子どもたちを祖父母の家に連れて行くことができる。
休暇の期間に関して最も寛大なのはフランスとドイツだ。両国ではそれぞれ3年間の休暇が与えられるが、その大半の期間は無給だ。フランスでは6カ月間、月約600ユーロ(7万円強)が支給される。またドイツでは12カ月間、一家族当たり月給の67%を支給している。
オーストリアでは最高104週間の育児休暇を取得でき、さらに5種類の休業補償から1つを選択できる。