英宇宙飛行士、宇宙からロンドン・マラソンに参加
ロンドン(CNN) 24日に行われたロンドン・マラソン第36回大会に、英国人宇宙飛行士のティム・ピークさん(44)が宇宙から参加した。
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のピークさんは、ロンドン・マラソンの会場に設置された大型スクリーンに登場。参加者へのメッセージに続き、スタートの合図と同時に自身もISSのランニングマシンで走り始めた。
同大会の男子は、ケニアのエリウド・キプチョゲが2時間3分4秒の記録で昨年に続いて優勝を果たした。この記録は世界歴代2位。2014年にケニアのデニス・キメットがベルリン・マラソンで出した世界記録との差はわずか7秒だった。
女子はケニアのジェミマ・スムゴングが後半にほかの選手ともつれて転倒し、側頭部に切り傷を負いながらも、2時間22分58秒で優勝した。
ピークさんは欧州宇宙機関(ESA)初の英国人宇宙飛行士。ロンドン・マラソンには1999年に出場して3時間18分で完走している。